kleinの壺

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AIのべりすとと遊ぶ三題噺【空気 目薬 過酷な幼女】

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お題→『空気』、『目薬』、『過酷な幼女』

※AI部分は青字

 

「おい地獄さ行ぐんだで!」
小林多喜二の『蟹工船』の書き出しとして有名なフレーズだが、まさか自分がそのセリフを吐かれる日が来ようとは。

しかし今の僕には何だか妙に現実味のある言葉だった。
僕は自分の指先を見つめた。
そこには青黒い血と肉片がこびりついている。
それは紛れもなく僕の手であり、今し方切りつけた獄卒から飛び散ったものであることも確かなことだった。

この騒ぎを聞きつけてか、周囲には他の獄卒たちが僕を取り囲んでいる。
その数およそ9億、どう考えても逃げきれそうなものではない。
「観念して地獄さ行ぐど!」
獄卒が押し寄せてこようとした時、僕の手を引く小さな手があった。

見るとそれは六歳ぐらいの少女である。
彼女は手にした木箱を差し上げて言った。
「これをあげる」
「……なんだい?」
「これはね、私が作った雪うさぎなんだよ。あんたが私の作ったのを食べてくれたら……きっとこの状況だってどうにかできちゃうに決まってるんだから!」
イマイチよくわからないが、ここは従ってみるしかない。
木箱を開けると、中には可愛らしい雪うさぎが2匹鎮座していた。
えっ、かわいい。
大きめの雪うさぎの背に小さな雪うさぎが乗っている。
親子かな?かわいいね。
……これを?食べる?????
「何やってるの!早く食べなさい!」
食べるしかないか……
「ええい!ままよ!」
雪うさぎを口に放り込むと、視界が光に染まっていった──◆◆◆
「あれ?」
目を覚ますとそこは見慣れた天井であった。
「夢オチかーい!!!!!」
僕は思わず叫んでいた。
「うるさいわね朝っぱらから!近所迷惑でしょうが!」
母さんの声が聞こえてきたことで、これが現実なんだな……といった実感をヒシヒシと感じた。
ベッドから出ようとすると、何かが腰辺りに巻き付いてるような感覚があった。
「え?」
おそるおそる掛布団をめくるとそこには知った顔。
夢で見た少女が僕に抱き着いて眠っていた。
とりあえず目薬を点そう。
僕は疲れ目だから非現実的なものが見えてるのかもしれない。
ポタッ……と眼球が潤うのをしっかりと感じてはみたがどう見ても少女はいる。
どう見ても。
せっかくだからこの子にも目薬点しとくか、えーい。

「ん……」
瞼に冷たい液体が流れていく感触が伝わったのか、少女が身じろぎをした。
そしてゆっくりと瞳を開く。
「あ、おはようございます」
「なんで敬語!?」
少女の第一声に僕は驚いたが、目薬を点す手を止めなかった。

少女の反応を見るに、ずいぶんと目薬が効いているらしい。
まだ一桁くらいの年齢に見えるのにそんな疲れ目なんて苦労してるんだな……

目薬のボトルを置くと、今度は少女の顔をよく見ることにした。
やはりどこかで会ったことがあるような気がする。
栗色の髪を肩口まで伸ばしており、パッチリとした大きな目はルビーのような輝きを放っている。
まるで人形ようだ。
そうだ思い出した、人形は人形でも空気人形かもしれない。
なるほど!あの時の空気人形が僕に恩返しをしにきたんだな!

「あのぉ~聞いてます?」
「うん、君の名前は何て言うんだい?」
「名前ですか?私はアリスと言います」
「そうか、いい名だね。ところでどうして君はここに居るんだい?」
「それはもちろんあなたの力になりたいからです!」
「へぇ、そっかそっかそうなんだ」
これホントに空気人形の可能性ある?
とりあえず聞いてみるか。
「君もしかして僕が昔愛用してた空気人形だったりしない?」

「はい、その通りですよ。あなたのおかげでこうして人間として生きていけるようになりました。ありがとうございます」
「なんだってーー!!!!!!??????」
「だからうるさいわよ!」
母さんの怒号が響き渡った。

 

続く                         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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