初めまして、kleinです。
なんかTwitterでそこそこに話題を目にしたので気になって『大怪獣のあとしまつ』を観に行きました。
批判は観た人の特権だと思っているので、観てから判断したろいと思った次第にございます。
以降ネタバレを含みながら書くので観る予定がある方は読まなくていいです。
感想
事前にTwitterで見た「下品なギャグが多い」とか「オチが……」みたいなのには概ね同意する。
これが全編コメディ映画だったらそういうノリの一つや二つはあってもいいが、この映画はシリアスシーンっぽいところで急にギャグを挟もうとしてきたりするものだから置いてけぼりにされてしまった。
例えば序盤、総理大臣と各大臣が集って死体の処理はどこの管轄かで揉めるシーンがある。ここなんてストーリーの方向性を決める大事なところだというのに大臣たちが面白くもないギャグを言い合って勝手に作中のキャラだけでウケてる。こちらは苦笑いしかしてない。
そこぐらいは真面目に話し合って欲しかったな!こっちの胃が痛くなるくらいギスギスしてくれててもよかったね!
そんなこんなでギャグをしたいのかシリアスをしたいのかわからないまま終盤、とうとう問題らしいオチまで来た。
なんとなーく主人公が只者ではないことはそこそこに示唆されており、ようやくその正体が……!
といったところで
「デウス・エクス・マキナ……!」と主人公が言うと、主人公の身体が『光輝く巨大ななにか』に変貌し、大怪獣を持ち上げてはるか空高くへ──
それを見たヒロイン「ご武運を(`・ω・´)ゞ」
~スタッフロール開始~
終わり!?
『光輝く巨大ななにか』が大怪獣を持ち上げて他所へやるというのはウルトラマンでもあった気がするし、まあそれのパロディなんかもしれないけど……
主人公に何があってそういう力を手に入れたのかも説明されないまま放り投げられてしまった。非常にもやもやする。
謎の不倫シーンを削って描写を足せ描写を!
マジモンのデウス・エクス・マキナでもさすがに問題解決後の描写はあるだろ!
みたいな具合に面白くないギャグと投げっぱなしなオチに翻弄されてた訳ですが、個人的に気になったところがありました。
この映画、どういう訳かまあまあ何かに例えることが多い。
『冷凍みかんは解けるとグズグズになる』とか、『貢いだ金をセックスした女の数で割るようなもの(これはちょっと記憶があやふやだけどこんな感じ)』とか、そんな言い換えをする必要があるか?ってところが体感10回はあったと思う。多いって。
しかもなんかしっくりこない例えばかりする。
上の冷凍みかんがマシな方だったと思う。
以上です!
この記事にもオチはない!