初めまして、kleinです。
先日3/14にさとっぴさん(@str_py)主催の神風オフというオンラインオフ会(?)に参加してきました。
その時使ったデッキの中で最も調子のよかったデッキの紹介です。
コンセプト
まず今回の主役はこちら。
土蜘蛛!
バイコーン!
リーパー!
ということで
この『互いをデッキデスする三銃士』が主軸です。
レシピはこちら。
要は《毒の土蜘蛛-土蜘蛛》、《ボルテック・バイコーン》、《巡死神リーパー》の3体を主軸にお互いのデッキを削っていき、相手のデッキが先に尽きるのを待つデッキです。
陰湿ですね。
《土蜘蛛》はレベル7のシンクロモンスターが相手によって破壊されると自身を特殊召喚できる効果がありますが、《バイコーン》がレベル7シンクロなので、《バイコーン》の破壊をトリガーにできます。
そして《バイコーン》の被破壊時効果の7枚と《土蜘蛛》の蘇生時効果の3枚を合わせて10枚ものカードをお互いのデッキから削ることができます。
さらに《ネクロフェイス》なんかを《土蜘蛛》の蘇生コストに当てればさらに5枚!最強!
……といった具合です。
あとこれは余談なんですけど、《土蜘蛛》、《リーパー》、《バイコーン》の順にレベル・ランクが5、6、7の1刻み、デッキを削る枚数も3、5、7枚の2刻みになっています。
きれいですね。
主な動き
大抵は《水晶機巧ーハリファイバー》+非チューナーの盤面で初ターンを終えるのが理想です。
非チューナーの用意は《ヴァンパイア・アウェイク》や各種「ネメシス」が主になります。
《ハリファイバー》や《ライザー》のシンクロで対象取る効果なんかは空かしまくることができるので、後出しできることを重視しました。
これを起点に、引いたカードや落ちたカードでアドリブします。
他、細かいギミックをちりばめているのでいくつか紹介します。
①《炎渦の胎動》
普通にカウンター罠としての運用はせず、墓地効果が目当てなので《バージェストマ・マーレラ》で落としておきます。
罠カードなので墓地効果をスペルスピード2で使うことができる訳ですが、それによって《不知火の宮司》の効果を疑似フリーチェーンで使うことができます。
同時に《隠者》も除外することでチェーン1《宮司》、チェーン2《隠者》として《宮司》を通しにいくこともできます。
あとは《ネメシス・フラッグ》を除外すれば《コリドー》で回収もできたり。
もう1つ役割がありますが、それは後述。
②《救魔の奇石》
イチオシのカードです。
墓地の「不知火」や「ネメシス」を除外でき、かつレベル調整の効く非チューナーなので入れてみました。
魔法使い族なので《憑依覚醒ーデーモン・リーパー》や《神聖魔皇后セレーネ》の素材になることができます。
また、《シノビネクロ》を除外して出すとそのままランク2が組めるのがいいですね。
さらに《マーレラ》を噛ませると《バージェストマ・アノマロカリス》になれるのも気に入っています。
③《神聖魔皇后セレーネ》
おなじみつよつよモンスターですね。
このデッキでは相手のデッキも削っていくので、折り返し分くらいは簡単に確保できます。
このデッキでの蘇生対象は《黒き森のウィッチ》、《幻妖フルドラ》、《闇帝ディルグ》の3体ですね。
《ウィッチ》はともかくとしてあとの2枚は知名度がやや低めかなと思うのでこちらを。
《フルドラ》はモンスター→罠→魔法→モンスターといったローテーションでカードを回収カードです。
これで前述の《炎渦の胎動》をコストに魔法を回収したり、適当なモンスターを切って《救魔の奇石》や《不知火流 燕の太刀》といった罠を回収します。
《ディルグ》はデッキ破壊と墓地荒らしを兼ねたカードですね。
墓地の総数は変わりませんが、質を落とせる良いカードだと思います。
《光帝クライス》よろしくタイミングを逃す族なのでチェーン2以降の《セレーネ》には気を付けよう!
ところで
実のところこのデッキ、いわば『無限に戦えるギミック』が搭載されてないんですね。
入れようと思えば入れられるんですよ。《イビリチュア・マインドオーガス》とか、シンプルに《貪欲な壺》、《貪欲な瓶》、《一撃必殺!居合いドロー》とか。
しかしこのデッキでは精々「ネメシス」で終わりを先延ばしにするくらいです。
ここからは少し僕の偏見が織り交ざったものになりますが、不死って慢心の原因じゃないですか?
『デッキ破壊』というデッキを使うことで、普段は意識していない『デッキアウト』といった決着の方法が浮かんでくる訳です。
しかし、『デッキアウトでは負けない』という意識は『どんな状況からでも負けがあり得る』といった意識を薄めてしまうのではないでしょうか?
『メメント・モリ(いつか自分が死ぬことを忘れるな)』という言葉もありますね。
実際に勝てると思った試合で負けましたし。(1敗)
あともう1つ、死なない相手に消耗戦挑まれるのめっちゃ嫌じゃないですか?
お互いに死にかけながら戦う方が好みなので……はい……
要はちゃんとお互いに消耗する消耗戦が好みです、はい。
そしたら相手が勝負を投げ出しにくくもなりますしね。
長々とデュエルはしたくないもので……
終わり
そんなこんなでデッキ紹介でした。
冒頭のクソコラを一晩で作ってくれたあれくさん(@Rosareku)には感謝しかないです。
神風オフで対戦していただいた皆さんにも感謝です!
あれからまたデッキを弄ったのでまた対戦したいところですね。
では、また。